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syriana ::

シリアナ

帰国直前にみた映画。

シリアナ。。(日本語だとちょっと違う意味みたいだけれど。。。)

traffic (トラフィック)のライターがソダーバーグのPRODUCEのもとで監督した、
trafficの原油バージョン。
トラフィックがコカインなら、シリアナは原油。
そして
個人的には、

アメリカ人がつくった反アメリカ、映画。

イラク戦争の周辺を、実在のCIAエージェント(ジョージクルーニー)をメインキャラで描いたもの。(イラク戦争勃発前のストーリー)

すばらしかった。
おそらくアカデミーにノミネートされまくりだろう。

個人的にはジェフリーライト君がよかった。
絶望しながら必死に生きているかんじが。



ただ、歩いている、
歩いているだけの彼が
もうすでに演技だ。

個人的に、その部分だけでもう、
感動してしまった。



これは現実の世界だ、と強く思った。
日本だって原油なしには機能しないわけだから


映画がおわって、クレジットがまわりはじめたときに、映画館にいる観客の空気が、
けっしてお気楽なアメリカ人の空気ではなかった。

観客が座ったまま、「思考している」状態になっていた。

興味深く、現実的な政治学のレクチャーをきいたあとの講義室のように。

syriana,

i told everyone,
drop EVERYTHING,
and watch it.

このあと電話ではなした友人たちには、
「いまやっていることを全部キャンセルして、この映画をみにいって!」と
言ったしまったくらい。。。
by androgynius | 2005-12-15 22:57 | showtimE